レジリエンス住宅とは?災害に備える家づくりのポイント - 山形のスマートハウス、リーフ住宅

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レジリエンス住宅とは?災害に備える家づくりのポイント

 

大地震、台風、河川の氾濫、土砂災害、雹(ひょう)……近年、日本各地で自然災害による大きな被害がでています。もし身近なところで災害が起きたら、あなたはどうしますか?

いざというとき家族の命を守り、安心して住み続けられるように、まず見直したいのはマイホームの災害への強さです。今回は災害に強い「レジリエンス住宅」について解説します。

レジリエンス住宅とは?

レジリエンス住宅とは、災害に対して優れた防災力や耐久力をもち、災害後の回復力ももった家のことです。(レジリエンス=回復力)

レジリエンス住宅には、次のようなメリットがあります。

メリット1:家族を守る

レジリエンス住宅の最大のメリットは、人の命を守れることです。

スタンダードな耐震基準を上回る耐震性をもっていたり、隣家からの延焼を防ぐために高い防火性をもっていたり。地域性に合わせて、台風や洪水などの災害に備えた家づくりをすることもあります。

メリット2:建物被害が少ない

災害で家が大きな被害を受けると、通常は再建に莫大な費用がかかりますが、家計への大きなダメージを防げるのも、レジリエンス住宅のメリットのひとつです。

これまで水災・風災・雪災などの建物被害は、火災保険で備えてきた方も多いでしょう。しかし自然災害の多発で、保険料は値上げ。長期契約割引率が高い「10年契約」は、2022年度から「最長5年契約」に短縮されました。

自治体からの災害お見舞い金も微々たるもの。これからは災害に対して、自分自身で備えておくと安心です。

メリット3:在宅避難ができる

危険が迫っているときは、すばやく避難しなければなりません。しかしあいまいな避難情報しかもたずに外に飛び出すと、かえって危ないことも……。

災害時に安心して「在宅避難」ができる住宅があれば、あわてずに過ごすことができます。災害後も自宅で生活できるよう、水・電気・食料品などのライフラインを整えておくのもレジリエンス住宅の大きなポイントです。

大地震に備えるレジリエンス住宅のポイント

南海トラフ地震もいつ起きるかわからないと言われているなか、レジリエンス住宅に欠かせないのが地震への備え。次のようなポイントを抑えて、安全に暮らせる家をつくりましょう。

耐震+制振構造

耐震構造だけでは、繰り返しの大きな揺れに備えるには不十分なことも。
大地震に対応するには、耐震だけでなく制振という考え方が重要です。

耐震:建物の強度を上げて揺れに耐える

制振:制振装置で揺れを吸収して抑える

制振装置を入れることで、建物の揺れ自体が小さくなります。建物のダメージを減らすのはもちろん、家具の転倒が少なくなるメリットもあります。

変形しにくい窓サッシ

地震の揺れで窓サッシがゆがむと、窓からの避難ができなくなります。外壁にとりつける窓サッシは、頑丈なものを選ぶことが大切です。

例えば、株式会社エクセルシャノンの窓サッシは、2.5mm以上の厚みがある樹脂製。通常の窓サッシに比べて変形しにくく、遮音性や遮温性にも優れています。

台風・浸水に備えるレジリエンス住宅のポイント

近年目立つのが、台風や集中豪雨による被害。激しい雨で河川から水があふれて住宅が浸水したり、市街地に水が流れ込んだりする映像をテレビで見た方も多いでしょう。

家は一度浸水すると、住めるまで修復するのに大きな労力やコストがかかります。レジリエンス住宅では台風や浸水の被害も最小限に抑えられるよう、次のように水が侵入しにくい工夫もします。

基礎に穴を開けない

基礎に穴を開けて床下の換気をすると、浸水被害に非常に弱くなります。あまり水位が高くなくても、大雨で泥水が床下や床上に入ってきてしまうのです。

浸水被害に強い家をつくるには、基礎には絶対に穴を開けてはいけません。外気が侵入しないように密閉して、床下空間も住宅内部と同じように機械換気をおこないます。

重要な設備は高所・ガレージで守る

水濡れで動かなくなる設備は、高所やガレージ内で守りましょう。

重要な設備 大雨に備えた設置方法の例
・エアコンの室外機

・エコキュートのヒートポンプ

地面に直接置かず、コンクリート基礎に金具を埋め込んで、80cmくらいの高さに設置
・太陽光発電のパワーコンディショナ

・EV車

・蓄電池

・V2H

ガレージ内に設置し、ガレージに水が入らないよう止水シートなどで対策

 

ビルトインガレージがあると、大切な車や住宅設備を雨風から保護できます。土のう袋の10倍の止水性能でシャッター内の浸水を防げる、文化シャッターの「止めピタ」という止水シートもおすすめです。

外付けブラインドで飛来物対策をする

台風や強風で、近所から屋根瓦や看板などが飛んできて、窓ガラスが割れる被害もあります。

正面の窓には、外付けブラインドをつけておくと安心。IoT対応のブラインドなら、外出中に天気が悪くなったとき、スマホから遠隔操作でブラインドを閉めることもできます。

また太陽光パネルが強風で吹き飛ばされると、近隣に大きな被害を出してしまうことも。パネルは2点留めではなく3点留めにすると、風に強くなります。

在宅避難ができるレジリエンス住宅のポイント

災害後の避難所生活は、ストレスフルな環境。安全に過ごせる自宅があれば、プライバシーや集団感染の心配をせずに、いつもと近い暮らしができます。

東日本大震災で停止したライフラインが9割程度復旧するのにかかった日数は「電気6日、水道24日、ガス34日」だそうです。在宅避難をするなら、日頃から水や電気などを準備しておくことが大切です。

非常用給水タンクで断水に備える

災害時の断水に備えて、最低3日分〜1週間分の水の備蓄が推奨されています。これだけ大量のペットボトルを置くスペースを確保するのは、なかなか大変です。

備蓄量の目安 4人家族×3日分
飲料水のみ 1日3リットル/人 1.8Lペットボトル24本
飲料水+生活水 1日7リットル/人 1.8Lペットボトル47本

 

床下に非常用給水タンクを設置すれば、大量の水を貯めておくことができます。日常的に水は入れかわるので、衛生面でも安心です。

蓄電池やEV車に電気を貯める

太陽光発電システムがあれば、停電中も電気を使えます。日中に発電した電気は、蓄電池やEV車に貯めておけば、夜の電気の心配もありません。

冷蔵庫で食品を保管できたり、ケトルでお湯を沸かしたり。エアコンがあるので夏も冬も健康的にすごせて、スマホで災害情報も取得できます。

関連記事/自宅の屋根が立派な発電所に!太陽光発電で賢く暮らそう

AIクラウドHEMSが天気予報から判断する

激しい雨が長時間降る「線状降水帯」は、土砂災害や河川氾濫の大きな原因のひとつ。しかし、いつどこで線状降水帯が起きるかは予測できないといわれています。

そこで活躍するのが、AIクラウドHEMS。家のエネルギーを見える化するHEMSに、天気予報の学習機能がプラスされたものです。

大雨などの警報が発令されると、AIが過去の気象データをもとに停電リスクを試算。それをもとに蓄電池への充電を加速させ、停電が起きても困らないよう自動でコントロールしてくれます。

パントリーに非常用食料品を備蓄する

災害時は物流が止まり、スーパーやコンビニで気軽に食料品を買えなくなることも。支援物資が届くのにも日数がかかるので、最低3日〜1週間分の食料品の備蓄が推奨されています。

レジリエンス住宅には、キッチンのパントリーは必須!普段から食べている食品を多めに買っておき、食べたらまた買い足す「ローリングストック」をすると、常に食べ慣れた食材を備えておくことができます。

レジリエンス住宅で自然災害に備えよう

大きな注目が集まっているレジリエンス住宅。しかし残念ながら、まだレジリエンス住宅を建てられる会社は多くありません。

V-Smart Houseがご提案しているのは、レジリエンス性能や省エネ性能の高い最新のスマートハウス。今までの家づくりの固定概念を捨てて、これからの時代に合わせた住宅をつくっています。

天童市のモデルハウスでは、地震体験・防災体験も!レジリエンス住宅の機能や設備について詳しく知っていただけるので、ぜひご家族でお越しください。


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