なぜ太陽光発電が必要なのか?
今では家を建てるとき、当たり前のように検討される太陽光発電。しかし昔からそうだったわけではありません。
ここまで「自宅に太陽光発電があったほうがいい!」と言われているのは、次のような背景があるからです。
TIPS
自宅の屋根が立派な発電所に!太陽光発電で賢く暮らそう
電気代の高騰により、自宅で電気を創ることに興味を持つ方が増えているようです。
自宅の屋根を発電所として活用する「太陽光発電」で、上がり続ける電気代に終止符を打ちませんか?
今回は太陽光発電が必要な理由や、パネルの選び方や設置方法のポイントについて解説します。
今では家を建てるとき、当たり前のように検討される太陽光発電。しかし昔からそうだったわけではありません。
ここまで「自宅に太陽光発電があったほうがいい!」と言われているのは、次のような背景があるからです。
日本には全国各地に10の大手電力会社があります。そして以前は「関東なら東京電力、大阪なら関西電力」といったように、住んでいる地域によって契約する電力会社は決まっていました。
しかし2016年4月に電力の小売全面自由化がスタート。「東京にいながら愛知の電力会社と取引する」といったように、自由に電力会社を選べるようになりました。
電力が自由化されれば、電気代は安くなりそうなもの。しかし残念ながら、日本の電力市場はとても不安定です。
メインの火力発電に必要な燃料はすべて海外頼み。今回のロシアによるウクライナ侵攻や原油価格高騰のように、国外のさまざまな事情によって電気料金が大きく左右されます。
旧電力会社10社の電気がひっ迫し、自由化で参入してきた新電力会社もどんどん倒産に追い込まれている状況です。
契約していた新電力会社が倒産したので、旧電力会社に戻そう。そう思っても、値上げされた料金でないと再契約できないケースがあります。
このように、現在の日本の電力市場はとても不安定。「このまま今の電気料金が続くのだろう」と安易な考えで家を建てるのは危険です。
まずは、“電気は電力会社から買うもの”という意識を捨てましょう。太陽光発電で電気を自給自足すれば、電気料金に怯える生活から抜け出すことができます。
太陽光発電ではパネルの種類や屋根の傾斜によって、創られる電力量が変わってきます。次のようなポイントに気をつけて、パネルや屋根を選びましょう。
太陽光発電には「太陽光発電モジュール」というパネルが用いられます。パネルにはシリコン系や化合物系などさまざまな種類があり、価格もピンキリです。
パネルを選ぶときに必ずチェックしたいのが「モジュール変換効率」。パネル1㎡でどのくらい電気エネルギーに変換できるかを示す数値です。
この数値が高いパネル=たくさん発電できるということになります。モジュール変換効率は、国が推奨する“20%以上”を目安にしましょう。
V-Smart Houseでは、国内トップクラスの「1㎡当たり21.2%」のパネルを採用しています。
太陽の日射は、次の2種類に分けられます。
・直達日射:太陽から直接地上に達する
・天空日射:太陽から大気中に散乱・拡散して天空の全方向から降り注ぐ
直達日射のみを考えて「南向きで傾斜30度の屋根がいい」という定説もありますが、天空日射も考慮するのがポイント!
屋根を急勾配にするといろんな角度からの日射を受けられないため、天空日射をたくさん受けられるフラットな屋根にしたほうがよいでしょう。
また朝よりも夕方帰宅してから消費する電気のほうが多いため、太陽が沈む南西向きにパネルを取り付けるのがおすすめです。
太陽光発電を設置したら、発電した電力はどう使いますか?自宅で消費するのもよいですが、電力会社に売電して収入を得る方法も含めて、いちばん賢い活用方法を選びたいですよね。
これまでは「FIT制度」で余った電力を固定価格で売るのが基本スタイルでした。しかし最近は「FIP制度」という新しいしくみができ、売電方法も少し変わってきています。
FIT制度(固定価格買取制度)とは、発電した電力を一定価格で買い取ると国が約束してくれる制度のこと。太陽光発電を設置して10年間は、本来の価格よりかなり高く電力を買い取ってもらえます。
しかしFIT制度の買取価格は、毎年値下がり。例えば、買取期間は10年間ですので、2012年にFIT制度を利用した人は2022年で42円の買取価格が終了。その後の買取価格は、東京電力で8.5円/kWh(2022年1月現在)と大幅にダウンします。
もちろん継続もできますが、賢い人は売電をやめ、蓄電池を活用した自給自足生活をスタートしています。
今後注目したいのがFIP制度。「フィードインプレミアム(Feed in Premium)」の略で、市場価格に一定の補助額(プレミアム)を上乗せして電力を買い取ってくれるというものです。買取価格が一定のFITとは違って、収益を確保しやすいしくみになっています。
日中に創った電気を蓄電池やEV車に貯めておけば、電力が逼迫しがちな夜間・真夏・真冬などに高く売ることも可能です。今後蓄電池やEV車の普及が増えて、各家庭の電力所有量が増えれば、日本のエネルギーの需給バランスもよくなるかもしれません。
火力発電に必要な燃料のほとんどを海外に頼っている日本。現在も電気代の高騰が続いていますが、今後も電力市場は不安定な状況が続くと予想されます。
そんな中、誰もが何の資格もなしに家の屋根を発電所にできる唯一の方法が太陽光発電です。
V-Smart Houseでは、発電した電気を蓄電池やEV車に貯めることで、エネルギーを100%自給自足するスマートな暮らしをご提案しています。
実際の性能を体感してみたい方は、ぜひ一度V-Smart Houseモデルハウス展示場に足を運んでみてくださいね。